無料プラン/無料枠が使えるクラウドサービス
常に無料で使える枠や無料プランがあるもの。時々更新していいます。
クレジットカードやデビットカード不要で、無料のGithubアカウントやGoogleアカウント、もしくはメールアドレス登録で使える無料プランのあるクラウドサービス
本番環境(開発や検証にも使える)
Render
無料プランでは毎月 750時間まで、Webサービスを動かすことができる。ただし、無料プランではRAMが512MBのような制限がある。したがって、利用者がまだ少ない小規模なものに向く。
Node.js / Ruby / Python / Go / Java などメジャーなプログラミング言語に対応。
無料プランでは15分以上アクティブではなかったものはスリープするので、Herokuの無料プランでも定番だった、定期的にレスポンスをRender側で受信させるといったアクションで回避する必要がある。
PythonAnywhere
Pythonで作ったWebアプリケーションをアップロードすると動かすことができるクラウドプラットフォーム。
Pythonを使って開発するときやPythonを使ったハンズオン、授業には使える。
Netlify
静的コンテンツを動かすことができるクラウドプラットフォーム。Reactで作ったToDoアプリケーションを動かせることも確認済み。
obniz Cloud
IoT部品のobniz 公式デバイスを購入している場合に使える。
obniz OSが導入された、obniz Boardやobniz Starter Kit、ESP32-DevKitCなどのデバイスを、obniz 公式デバイスという。
obniz Boardやobniz Starter Kit を持っている場合 >>
IoTとクラウドサービスを連携させることが得意で、組み込み系の開発に不慣れな場合であっても、IoTに取り組むこがカンタン
Atlassian Cloud
Jira SoftwareやConfluence、Jira Service Management、Trello、Bitbucketなどを利用できる。無料プランあり。
無料プランで重宝するのは個人的には、TrelloとJira Service Managementで、Jira Service Managementはカスタマーポータルを作ることができるので、リリースしたサービスのフィードバック管理の仕組みを作る際に便利。Trelloは、Github連携のアドオンを使いチーム開発についての講義に使える。
Glitch
静的コンテンツを動かすことができるクラウドプラットフォーム。とある学会では、Web ARやWeb VRコンテンツの研修に使われたこともある。
Google Colab
Webブラウザ上で使えるPython実行環境。見た目から、Jupyter Labっぽい。機械学習の業務や研修で使われることが多い。
Teachable Machine
画像認識や音声認識、ポーズ認識のモデルを作ることができる機械学習モデル作成サービス。小中学生向けの講座でも問題ないくらいなので、おそらく誰でも簡単に使えるはず。
ローコードプラットフォーム。
表計算ソフトウェア風の見た目をもつ。日報管理や在庫管理など〇〇管理と呼ばれる業務系が得意。
Microsoft PowerApps
Microsoft 365 を導入している企業や学校では、ローコードのクラウドアプリ開発兼運用環境として利用できる。
使い方を覚えるには、こちら >>
Click
無料プランのノーコードアプリ開発サービス。
Strix Cloud
Unityを用いて、ゲームを作るためのクラウドサービス。無料プランあり。日本語の資料が豊富であり、チュートリアルが充実している。
Photon Engine
Unityを用いて、ゲームを作るためのクラウドサービス。無料プランあり。
Unreal Editor for Fortnite
Fortniteは、AWSを使って稼働し、全世界のプレイヤーが参加するゲームであり、プラットフォームでもある。Unreal Editor for Fortniteを使うことで、独自のゲームを作り動かし、提供することができる。
公式ドキュメントを見ると、テンプレートがあることがわかる。>> の「ゲームを作成する」に、カーレース等いくつかのゲームについてチュートリアルがある。
Mozilla Hubs
メタバースプラットフォーム。パソコンやVRデバイス、スマートフォンから接続できるメタバースプラットフォームなので、利用する人を選ばない。
教育機関や企業、自治体で使うようなパソコン、安価なスマートフォンでも使える。
Webブラウザのみで動く
オープンソースライセンスが適用されたものを「Hubs Cloud」と言い、NTTのDOORなど国産メタバースの基盤としても使われている。
Spatial
メタバースプラットフォーム。パソコンやVRデバイス、スマートフォンから接続できるメタバースプラットフォームなので、利用する人を選ばない。
教育機関や企業、自治体で使うようなパソコン、安価なスマートフォンでも使える。
パソコンからの利用はWebブラウザ、パソコン以外は専用アプリのインストールが必須になる。
NFTを扱うことができるので、NFTを売りたい人には、選択肢としてあり。
こちらはオープンソースソフトウェアではない。
Cluster
国産メタバースプラットフォーム。パソコンやVRデバイス、スマートフォンから接続できるメタバースプラットフォーム。
サポートするハードウェアスペックがゲーム向けのため、独立GPU搭載のパソコンやゲーミングスマートフォン、ゲーミングタブレットを購入している人向け。
専用アプリのインストールが必須になる。
こちらはオープンソースソフトウェアではない。
開発・検証メイン
Github
Github Codespaces
Githubの無料プランを使っていると、毎月60時間まで無料で使えるコンテナ型仮想マシン実行環境。
PaizaCloud
国産クラウドの1つ。Webブラウザ上で動く仮想マシンによる開発環境。Webアプリケーションを動かして公開できるので、一時的に誰かに使ってもらうこともできる。授業以外にオープンキャンパスに使ったりすることがある。
パソコンがなくても、タブレット端末からでも開発と検証ができるので便利。
ngrok
えんぐろっくと読むっぽい。ローカル(パソコン内)で稼働するアプリケーションを、インターネットへ公開するトンネルネットワークを提供するSaaS。無料プランがある。
開発したアプリケーションを一時的に他に人に使ってもらいたいといったことに使える。
PANTHEON
Drupal または、WordPressを動かすことができる。CMSを使ってWebサイトを作りたいとかに使える。
学習環境・学習コンテンツ
Webブラウザ上で、Dockerコンテナを動かして試すことができる環境。
Microsoftの提供するオンライン学習サービスで、コンテンツ内には、クレジットカードなしで、Microsoft Azureを使って仮想マシン動かすことやWebアプリケーションをデプロイし、動作を確認できるものがある。
授業で、Microsoft Azure上でVMを自分で作らせる演習に使っている。
<< この学習コンテンツは、Windows ServerとLinux、2種類のVMをAzure上で作成する学習ができる。
ローコードプラットフォームの代表格。日報管理や在庫管理など〇〇管理と呼ばれる業務系やWebマーケティングなど、色々できる。
Developer Editionはあくまで開発や検証、動作確認に使うことが大前提。
メインフレームについて学習することができる。
量子コンピュータを無料で使うことができる。IBM Cloud 上で動いているが、クレジットカードやデビットカードの登録は不要。
開発者向けには課金プランがあるので、無料版は学習向けに近い。
無料枠の利用であっても、クレジットカード、またはデビットカードが必要なクラウドサービスの例
デビットカードは、15歳以上(中学生を除く)であれば作れる。クレジットカードを持ちたくない、使いたくない人であっても、デビットカードは銀行口座にある分しか使えないので、使い過ぎ防止になって使いやすい。
IBM Cloud
Google Cloud Platfomr
Oracle Cloud
AWS
Microsoft Azure
無料枠のあるクラウドサービスまとめ
無料枠なのであって、クレジットカードやデビットカード登録が必要なものも含まれている。
プライベートクラウドを自分で作る
会社や自宅のサーバー、自分のパソコン、外部のパブリッククラウドを借りてプライベートクラウドを構築できるソフトウェア。
dokku
Portainer
Rancher
CapRover
OpenShift/OKD
クレジットカードとデビットカードの違い
クレジットカード
18歳以上で作成できる(高校生除く)
一定の収入の有無など審査あり << 大学生の場合、親のクレジットカードや家族用クレジットカードを使うことが多い。
限度額はあるものの、支払用銀行口座の残高以上の費用を、例えばAWSやGCPの請求で100万円一括払いのようなことができる。意図せずに、そうなることもある。
AWSやGCP等のクレジットカードまたはデビットカードが必要なクラウドサービスをを使う場合、無料枠の利用であってもカード登録が必要なので、18歳以上であれば、クレジットカードの方が望ましい。
量子コンピュータやスーパーコンピュータ含めクラウドサービスの場合、VISAやMasterCard対応が望ましい。
デビットカード
15歳以上で作成できる(中学生除く)
銀行口座があれば作れる。銀行口座に入っている残高以上は使えない。
審査なし。
クレジットカード代わりになる。
AWSやGCP等のクレジットカードまたはデビットカードが必要なクラウドサービスをを使う場合、無料枠の利用であってもカード登録が必要なので、高校生以上が使うのであれば、デビットカードを使うことになる。
量子コンピュータやスーパーコンピュータ含めクラウドサービスの場合、VISAやMasterCard対応が望ましい。
有名なクラウドサービスでは、無料枠の利用であっても、クレジットカードまたはデビットカードの登録が必須。
法人契約であれば請求書払いができる場合がある。しかし、個人や学生の利用は、原則クレジットカードまたはデビットカードが主流。
日本政府のガバメントクラウドにも採用されている著名なクラウドサービスの場合
AWS
Oracle Cloud
Microsoft Azure
Google Cloud Platform