Zabbix 監視対象ホストの用意
仮想マシンの用意
ここでは、監視サーバーがVirtualBox上にありますので、同じVirtualBox上の仮想マシンを使います。監視サーバーにグローバルIPが割り当てられている場合は、監視対象は、AWSやMicrosoft Azure などのクラウド上の仮想マシンを対象にすることができます。
< 以下は、VirtualBoxを使った場合の例 >
仮想サーバーのスペック
OS：Ubutnu Server 22.04
仮想CPU割り当て数 : 1 以上
仮想メモリ割り当て：2048MB(2GB)以上
仮想ディスク：64GB以上
ネットワーク設定：NAT + ホストオンリーアダプタの構成。ホストオンリーアダプタには、固定IPを割り当てること。
デスクトップ環境：なし
SSH接続：必須 ( ユーザー名 + パスワードでもOK )
仮想サーバー の設定
ホストオンリーアダプタの固定IP例：192.168.99.15
Your server’s name (ホスト名)：ubuntu1agent
ユーザー名 : vboxuser
パスワード：任意のもの
Zabbix agent のインストールと起動
Zabbixの公式サイトで提示されたメッセージにしたがって進めます。>> https://www.zabbix.com/jp/download
プラットフォームを選ぶことで、どのように進めれば良いか、コマンドが提示されます。
Zabbix agent をインストールすることで、監視サーバー「Zabbix Server」で監視対象としてモニタリングできるようになります。
Zabbix リポジトリの追加
次のコマンドを実行します。
sudo wget https://repo.zabbix.com/zabbix/6.4/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.4-1+ubuntu22.04_all.deb
sudo dpkg -i zabbix-release_6.4-1+ubuntu22.04_all.deb
sudo apt update -yZabbix のインストール
Zabbix agent をインストールします。次のコマンドを実行します。
sudo apt install -y zabbix-agent zabbix-getZabbix agent の起動
次のコマンドを実行します。
sudo systemctl restart zabbix-agent
sudo systemctl enable zabbix-agentZabbix agent の設定
設定ファイルを編集しますので、次のコマンドを実行します。
以下の3項目について編集します。
Serverの編集
編集前
編集後
監視サーバーである「Zabbix Server」のIPアドレスに書き換えます。上記は、https://mydocument.atlassian.net/wiki/spaces/support4textbook/pages/1759608841 で使用している仮想サーバーの固定IPアドレスです。
ServerActivateの編集
編集前
編集後
監視サーバーである「Zabbix Server」のIPアドレスに書き換えます。上記は、https://mydocument.atlassian.net/wiki/spaces/support4textbook/pages/1759608841 で使用している仮想サーバーの固定IPアドレスです。
Hostnameの編集
編集前
編集後
この仮想マシンのホスト名を入力しています。
Zabbix agent の再起動
zabbix agentを再起動し、agent 設定を反映します。
次のアクション
https://mydocument.atlassian.net/wiki/spaces/support4textbook/pages/1759608841 で説明する「監視対象ホストの追加」を実施、モニタリングできるようにします。