obniz によるクラウドからのIoTデバイス遠隔制御

動作確認

IoTボードの定番としてLED点灯と温度計測を題材に、機材とobniz Cloudの確認と、IoTとAIやクラウドサービス連携の定番であるNode-REDの動作を確認します。

関連資料

配布したLEDやセンサー以外は、自分で調達してください。モータードライバが入っていますので、モーターを使うこともできます。例えば、以下のようなものは、obnizで制御できることを確認済みです。

  • ドローンを作りたい場合

    • 単体のobniz Board / obniz Starter Kit 付属のobniz Boardに接続可能なDCモーターの出力では浮力を得ることは難しいため、ヘリウムガスで浮く飛行船模型を使い、推進や方向転換をDCモーターにプロペラを付けて制御した方が確実。

obniz (オブナイズ) の仕組み

「obniz Cloud」と呼ばれるクラウドプラットフォームに保管したプログラムに従って、obnizOSがインストールされているデバイスを遠隔操作します。

例えば、下図では、「obniz Cloud」に書かれたプログラムに合わせて、インターネットでつながっているデバイス「obniz Board」を経由して、LEDを点灯するように指示することができます。「obniz Cloud」はAPIとして、他のクラウドサービスやアプリケーションと接続できるため、APIを使った開発やシステム間連携の経験があれば、obnizを使うことで、IoTの仕組みを、ArduinoやRaspberry Piを使うよりも簡単に開発することができます。

Arduino (アーデュイーノ、アルデュイーノ)との違い

obnizとArduinoとの大きな違いは、デバイスにプログラムが書き込まれているかどうかです。Arduinoでは、デバイス(基板)にプログラムが書き込まれているので、インターネットに接続しなくても動作しますが、obniz は、インターネット接続しないことにはなにもできません。

obniz

obnizのデバイスには、プログラムが書き込まれません。専用のクラウドプラットフォーム「obniz Cloud」にインターネット経由で接続し、obniz Cloud 上のプログラムで、obnizOS搭載デバイスに対して遠隔操作を実施。obnizOS搭載デバイスに指示を送ってLED点灯やモーター動作、あるいは、obnizOS搭載デバイスに接続した温度や湿度等のセンサーから、データを取得し、他のクラウドサービスにデータを転送するといった処理も可能。

<obnizOS搭載デバイスの例> obniz Board << 通信系にはESP32(ESP-WROOM-32)が使われている。

obnizOSは、ESP32搭載デバイスにインストールできるため、ESP32搭載のArduino互換デバイスを、obnizOS搭載デバイスに作り替えることもできます。詳しくは、こちら >>

obniz 対応の部品(パーツ)一覧

<< こちらにアクセスしましょう。各部品の使い方、購入先、サンプルコードを確認することができます。